白光を放ち天高く燃える太陽と、雲ひとつ無い青空。
目が覚めた時、刀華の視界いっぱいに広がったのはそんな光景だった。
「……あれ?」
刀華は新西暦1993年生まれの、天正女子上級学園に通う生徒だった。
彼氏はいないが、それでも日々幸せに、平和に暮らしていたただの日本人。昨日はベッドで眠っていたはず。
それがどうしてこんな野っ原に寝転がっているのだろうか。
着ている服は寝間着ではなく、いつも着ている学園の制服。紺のブレザーに茶色のチェックのスカート。
全国でも可愛いと評判の制服だ。最近胸が窮屈になってきて、ちょっと苦しい。
清楚なその制服は、ふくよかな刀華の艶めかしい体を、さらに華やかに彩っていた。
長い髪は邪魔になるからということで無造作に後ろで赤いリボンでくくっている。
いつも化粧は薄く、あまり自分の容姿には頓着しない性格だった。
友人の美月などは、もっとお洒落した方がいいと口にするが、あまり派手に自分を飾りたくなかったのだ。
いや―――今考えるのはそんなことではなく。
「まだ夢でも見ているのか?」
起き上がって周りを見てみると、鬱蒼と生い茂る茂みの中だった。チクチクとあたる草の感触が少しこそばゆい。
左前方500m先には、巨岩によって積み上げられた、天を貫くかのような城壁があり、
その周りを取り囲むように水の流れる堀がある。
城門の前の跳ね橋の先には、コンクリートで舗装されていない凸凹道が白くずっと地平線まで続き、
あとはどこを見渡してもだだっ広い平原しか見えなかった。
(……どう見ても外国。いえ、城はかなり雑な造りのよう。まるで中世のヨーロッパみたいだな)
「とにかく、ここが夢でも現実でも、動かないことには始まらないか」
刀華は持ち前のアグレッシブさで、すぐに城へと続く跳ね橋を歩いていく。
確か古来ヨーロッパではイスラム国家の大軍を防ぐため、町の周囲に防壁を築いたそうだ。
ならばこの防壁の中にはきっと町があるのだろう。そう楽観的に考えていた。
―――この考えが、刀華の淫らな冒険の始まりであるとも知らずに。
城の門の前には門番が二人立っていた。
中世騎士のようなガチガチの鎧姿ではなく、鎖帷子の上に衣服を着ているだけ。手には槍を持っている。
兜は付けておらず顔中髭だらけ。兵士というよりまるで山賊か海賊のようだった。
二人は刀華の存在に気づいていないのか、世間話に花を咲かせていた。
刀華は大きくそびえ立つ城壁と、鉄の格子のような厚い門を見上げた。
ここで改めて恐怖心がこみ上げてくる。
ここに入ったら、もう二度と外には出られないような……。
そんな不安と圧迫感で心臓が痛い。
(だ、だけど。ここで引き返すわけにはいかない。まずは情報を集めないと―――)
「あ、あの……」
兵士二人は刀華を見かけるとギョッと目をむいて驚いた。まさかこんな所に人なんかいるはずがない、といった表情。
一拍置いた後、いきなり兵士は槍を構えて刀華へ走ってきた。
顔が怖い。まるで仇敵にでも会ったかのような、鬼気迫るものがあった。
「なんだ、お前は!」
「変な格好をしおって!」
う……。
確かに中世の文化圏の人達なら、今の刀華の格好を怪しいと思っても仕方あるまい。
学園の制服だって主張はもちろん通らないだろうし。
「このエリアへどうやって入ってきた!」
「ここは立ち入り禁止だぞ!」
「え! いや、わたしは怪しい者ではない! ただここはどこなのか。なんという国なのか。そういった情報を聞きたいだけだ」
刀華の必死の説得。
すると兵士は呆れたような、馬鹿にしたような顔になる。
「はぁ? 何を言っているんだ、お前は。ったくどうせ町からの脱走者だろう」
「そうだろうな。町から単身、うまく逃げおおせたはいいが、関所でユーターン。
食糧も体力も尽きて、また戻ってきたって落ちだな」
「最近多いよな、そういう馬鹿は。
おい、お前。どうやってこの町から脱出したのかは知らんが、また町へ戻ってもらうぞ。
帝国法81条、皇帝陛下は民衆に対し、国の許可なく移動または移住することを禁止している。
その歳になってそんなことも知らんのか」
兵士は刀華の腕を掴んで、門へ引っ張り込もうとする。
「ま、待ってくれ! わたしの話を……」
「ああ? なんだ、貴様。随分と態度がでかいじゃないか。
大きいのはおっぱいだけにしとけよ。へへへへ」
なんと兵士の一人がいきなり胸をもんできたのだ。
「きゃっ。な、なにを……あっ」
大きく突きでた刀華のおっぱいが、男の手によってぐにゃりと形を変える。
乱暴で野卑な触り方だった。
ここで刀華も恐怖心よりも怒りが勝った。掴んでいた兵士の毛だらけの腕をパチンと払い、脇腹へ一発蹴りを入れる。
乙女に軽々しく触れる無礼者など、痛い目にあったほうがいいのだ。
しかし相手も軍人だ。少女の蹴りを受けて跪いてはいられない。
かなり痛そうに顔をしかめながら、真っ赤な顔をして怒鳴り立てた。
「小娘がっ」
「だから話を聞いてっ」
「―――問答無用!」
刀華の言には耳を貸さず、兵士は渾身の力を持って、槍の石突の部分を突き込んでくる。
動きは直線的で、毎日剣術の稽古をしている刀華からすれば、非常に読みやすく避けるのは容易かった。
そして相手に殺気がない、また刀華をか弱い女と見ているなど。
刀華に利するところがこの戦闘ではかなりあった。
―――これなら勝てるかもしれない!
「はぁっ!」
刀華は片方の手で一人目の兵士の槍を掴みとると、一本背負いの要領で男を投げ飛ばした。
そして地面に仰向けに倒れた相手に、追い打ちとして男の急所に一発蹴りを入れてやる。
男は悶絶して涎まで垂らして苦しがった。よし、これでこの男は戦闘不能だろう。
さらに二人目の男の懐に電光石火でもって飛び込むと、腰にためた掌でえぐり込むように兵士の左脇腹を撃つ。
鎖帷子の下、男のあばら骨がミシミシと音を鳴らす。
刀華が狙うは全て人間の急所。
男の屈強な体とて、鍛えられぬ場所はたくさんある。
刀華は幼い頃から男と混じって修行しているため、どこを攻撃すれば良いか知り尽くしていた。
「よしっ、これでお終いだ!」
痛みでうつむいた兵士の顔面にハイキックをお見舞いしようと膝を上げたところだった。
この刀華の油断が命取りになる―――。
「ぐ……あ……」
金的を撃たれ悶えていた兵士が、なんと意地で立ち上がり、刀華の背中を槍で殴りつけたのだ。
槍―――穂先で突かれたわけではないが、5キロ以上はある重い金属でもって背中を突かれたのだ。
刀華の意識が飛びかけて、今度は反対に彼女が地面に膝を折る。
男たちがその隙を見逃すはずがなく――――……。
結局―――武芸に自信のあった刀華だが、武器のない彼女に職業軍人は倒せなかった。
槍でみぞおちを撃たれ、刀華は気絶してしまったのだ。
しかし兵士も息絶え絶えになっている。刀華がもう動かないことを確認して恐る恐る言葉を放つ。
「はぁはぁ……。おいこの女、めっちゃ強いぞ。素手だってのに、俺の鎖帷子壊しやがった」
「がはぁっ。この力、『リーゼロッテ』以上かもしれん」
「革命家リーゼロッテか……。嫌な名前だな。たしかあの女もこの町に潜伏して、町人の脱出を手助けしてるって噂があるが……」
「まさかっ、この女。解放軍の仲間か!?」
「いや、まだわからん。……だが、この町に放り込んでおけばそのうちに従順になるだろう。『女』だからな」
兵士の一人が嫌らしい表情を浮かべる。
「へへへ。そりゃそうだ。一月もこの町にいれば立派な雌奴隷になっちまうだろうな、可哀想に。
よく見れば容姿もリーゼロッテなみに綺麗じゃねぇか。この熟れたおっぱいなんて生唾が出てくるぜ」
ポヨンポヨン。
兵士が無遠慮に制服の上から刀華の胸を揉む。
男の手の形にグニグニと揺れる女の体。退屈な仕事である、見張りの兵士にとっては、極上の楽しみだった。
「あっ、うぅん」
兵士が乳首をしごいてやると、刀華は気を失いながらも艶やかな声を発する。
そのうち夢中になって女の体をまさぐり始める。目が血走り、股間がこんもりと盛り上がっていた。
「……ぐぅ。確かに魅力的だが、そこらでやめておけ」
と、ここで年長である兵士が理性を取り戻し、グッと我慢した。
「意識を取り戻せば厄介だぞ。それに団長はこういうことを好かんお人だ。前に俺たち半殺しにされただろう」
「ちっ、あの若造が。少しばかり強いからって調子乗りやがって。あいつがこの町の責任者になってから、本当窮屈だぜ」
「そう腐るな。この女はこのまま町へ放りこんでおけば、あとは『モンスター』がかってにやっといてくれるさ。
……しかし、この女本当にそそる体してやがる。そうだ、犯すのは駄目でも、二人で一緒に精液ぶっかけてやるくらいはいいだろう」
「おお、それいいじゃん。へへへ。最高のズリネタだぜ」
兵士たちは刀華のブレザーのボタンを外し、シャツを半ば引きちぎって、ブラを剥ぎ、白い玉のような巨乳を外に出す。
むちむちとしたいやらしいおっぱいだった。ポツンと乳首が固く尖っているのも扇情的すぎる。
ついでスカートの中を覗き込み散々鑑賞した後、パンツを取り上げてしまった。
そして、二人の兵士は溜まりに溜まった性欲の塊をズボンから取り出して、刀華に向けしごき出す。
「ハァハァハァ、おらくらえ!」
「うぐっ」
びゅっびゅっびゅっ。
刀華の白い肌がさらに白く汚されていく。
「まだまだだ!」
「もっと出るぞ!」
びゅっびゅっびゅっ。
びゅびゅびゅっ。
刀華の美しい鼻梁に、柔らかな頬に、タプタプと揺れる胸の谷間に、しなやかに光る長い足に、
こってりと黄ばんだぜりー状の白濁液が降り注いでいく。
まるで我先にとマーキングするかのような兵士二人。
ザーメンパックされた全身に精液が滴り落ちて、あたりがイカ臭くなる。
ドピュドピュ。
精液がかけられるたびに、汚液の熱さのせいか、びくびくっと刀華が体を揺らすのも男たちにはたまらないエロスを感じさせた。
「ふぅ」
「えがったえがった」
女を精液漬けにして満足した兵士たちが、刀華から離れていく。
彼女は体を地面に投げ出すかのようにほぼ全裸で倒れていた。
脱がされた制服や、艶やかな黒髪にまで男の精臭がしみついている。
おそらくは風呂に一回入ったくらいではとれないであろう量だ。
「へへへ。『怪類憐れみの令』か。……女たちには地獄でしかないだろうな」
「モンスターにとっては天国だろうけどな。おおっと、また催してきやがったぜ」
「あっ、俺も。もう一発だけ抜いとこう」
男たちの自慰は刀華を精液塗れにするまでずっと続いた。
第一話へ続く。
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